このシミはこれ以上落ちませんでした! Ⅲ
とうとう、第三弾になりました。
またまた、続きです。
なぜ、このシミは…のお知らせラベルをつけるのか?
まじめにしみ抜きしていたら、その行程のところに
品物がたまってしまうからです。
熱がかかると、シミは取れづらくなるので
たいていは、仕上げ前か、洗う前に、しみ抜きするはず。
洗われた服がどんどんくる・・・
しみ抜きが追いつかずにたまる・・・
仕上げが遅れる・・・
毎夜残業 ・・・
これでは数をこなせません!
あの値段で、できるわけがありません!
安さの秘密は、掛けるべき手間を掛けずに、数をこなしているからです。
お客様にはぜったい口にはしないでしょうが、内心では
しみ抜きなんかやるな、とにかく洗ってどんどん仕上げていけばいい。
そのぶん安くしてるんだから!
だいたい、この値段でちゃんと落としてもらおうなんてのが
虫がよすぎるんだよ!
そんな思惑が見え隠れします。
お客様は落として欲しいから、わざわざお金を払ってクリーニングに出すのにね。
よく聞く話で組合員のお店に、大手チェーンの取次所の受付を
している方が、自分の服だけを持ってくるんだそうです。
落ちないから…って(笑)
しかも、奥さんが! ですよ!
旦那さんのは出さないそうです。
なんか寂しくなってきますが‥‥‥(v_v)ヨょょ
一番よくわかっているのは、取次所の奥さん、ということですね。
お客様にしてみれば、大手チェーンも個人店も
「クリーニングという看板を掲げていれば、どこでもいっしょよ!」
安売り店が個人店と同じように落としてくれる、という幻想はもう、いだかないでください。
ですから 、
「落ちませんでした!」ではなく、
「落としません!」あるいは「落とす技術がありません!」
という表示にしてもらいたいですね。(苦笑)