汗取り(汗抜き)クリーニング Ⅱ ~本物の汗抜きを見分ける方法~
前回の続き、
「洗い方がドライなのか、ウェット(水洗い)なのか?見分ける方法」
1.名前の後ろに「ドライ」とついている
「汗取り」あるいは「汗抜き」「アクア」と書いてあっても、そのあとに
「ドライ」とついていれば、それはドライクリーニングです。
写真は左がドライ、右がウェットの洗浄の模様です。
見分けがつかないでしょ?
ドライはドライ特有のにおいがするので、洗うときはわかるのですが、
乾燥した後は、区別が付きません。
それでも、ドライと言っているのはまだいい方で
ドライと一言も書いていないときもあります。
これも、
これも、そうですね。
でも、汗取り加工代がこの金額ということは・・・ドライですね。
直接、「この汗取りって、洗い方は水洗い(ウェットクリーニング)ですか?」
と聞いてみるのが一番いいんですが…
ってそりゃそうだ!
それが出来たら、このコーナー、カンペキ、自分で否定しています。
2.料金が安い
汗取りや汗抜きの加工代がプラスされたトータル料金が、
当店のウェットクリーニング料金の半分程度なら、間違いなくドライの汗抜きです。
たとえば、当店のスラックスの店頭ドライクリーニング料金は500~700円。
それがウェットクリーニングになると、800~1,200円になります。
汗取りの加工代プラス料金が、せいぜい300~400円くらいだったら、ドライの汗抜きです。
で、工場で何をしているかというと、しみ抜きタグでチェックされたところに、
スプレーで汗抜き用の洗剤を、シュッシュッとスプレーするだけ・・・。
あとは、ドライ機に(・_・ )ノ"" ゜ ポイッ。
家庭でやってる前処理剤といっしょじゃん(怒)
これ、私も若い頃は試してみました。
楽でいいですもんね、これで取れれば・・・。
吹っ掛けて(・_・ )ノ"" ゜ ポイッ 吹っ掛けて(・_・ )ノ"" ゜ ポイッ
もう、ぜんぜんラクです。
でも、1日で止めました。
洗い上がった品物の汚れのあるところをチェックすると、
ぜんぜん取れてねーじゃねーか! ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック
この洗剤、倉庫でほこり、かぶってます。
なにかに使えないかなぁ・・・。
けっきょく、それまでやっていたブラシ掛けに戻りました。
一点一点、汚れやシミのあるところを、ブラシ掛け専用の洗剤を付けて、ブラッシングします。
このブラシ掛け、ドライ機で洗ってる時間と、同じくらいかかります。
手間のかかる方法で、しかも手がドライ臭くなって、いやだったんです。
古いやり方だ!と思っていましたが、やはり、これが一番よく落ちる!!!
とくに食べこぼしが固まって付いているときなんか、
これしかない!って思います。
断言します。キッパリ!!!
けっきょく、落ちなくて後からしみ抜きする手間を考えたら、
こっちの方がトータルで、らく、楽、落、アッ、枚tが得た。
また、間違えた。ヤッテラレンワ…ヽ(○´3`)ノ フッ
若いときは失敗も多いけど、その中から学びます。
いまは、失敗したら、あきらめることを学びました。
そんなわけで、・・・(どんなわけだ!)
ウェット(水洗い)で洗っているところは、クリーニング代はドライ料金に比べ、
手仕上げだと2倍(機械仕上げで1.5倍)の料金になる、ということですね。
「え~~、そんなに高いの?!」
「ドライよりウェットの方が?」
そうなんですよ!
だって、これより、ものすご~く手間がかかるんですから。