汗取り(汗抜き)クリーニング Ⅱ ~本物の汗抜きを見分ける方法~

 

前回の続き、

「洗い方がドライなのか、ウェット(水洗い)なのか?見分ける方法」 

1.名前の後ろに「ドライ」とついている

「汗取り」あるいは「汗抜き」「アクア」と書いてあっても、そのあとに

「ドライ」とついていれば、それはドライクリーニングです。

P1010472 ランドリー洗浄中

写真は左がドライ、右がウェットの洗浄の模様です。

見分けがつかないでしょ?

ドライはドライ特有のにおいがするので、洗うときはわかるのですが、

乾燥した後は、区別が付きません。

 

それでも、ドライと言っているのはまだいい方で

ドライと一言も書いていないときもあります。

asetori2

これも、

asetori

これも、そうですね。

でも、汗取り加工代がこの金額ということは・・・ドライですね。

直接、「この汗取りって、洗い方は水洗い(ウェットクリーニング)ですか?」

と聞いてみるのが一番いいんですが…

ってそりゃそうだ!

それが出来たら、このコーナー、カンペキ、自分で否定しています。

 

2.料金が安い

 

汗取りや汗抜きの加工代がプラスされたトータル料金が、

当店のウェットクリーニング料金の半分程度なら、間違いなくドライの汗抜きです。

 

たとえば、当店のスラックスの店頭ドライクリーニング料金は500~700円。

それがウェットクリーニングになると、800~1,200円になります。

汗取りの加工代プラス料金が、せいぜい300~400円くらいだったら、ドライの汗抜きです。

 

で、工場で何をしているかというと、しみ抜きタグでチェックされたところに、

スプレーで汗抜き用の洗剤を、シュッシュッとスプレーするだけ・・・。

P1050465 イメージ画像です。

あとは、ドライ機に(・_・ )ノ"" ゜ ポイッ。

家庭でやってる前処理剤といっしょじゃん(怒)

 

これ、私も若い頃は試してみました。

楽でいいですもんね、これで取れれば・・・。

吹っ掛けて(・_・ )ノ"" ゜ ポイッ  吹っ掛けて(・_・ )ノ"" ゜ ポイッ

もう、ぜんぜんラクです。

でも、1日で止めました。

洗い上がった品物の汚れのあるところをチェックすると、

ぜんぜん取れてねーじゃねーか! ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック

この洗剤、倉庫でほこり、かぶってます。

なにかに使えないかなぁ・・・。

 

けっきょく、それまでやっていたブラシ掛けに戻りました。

P1010443

一点一点、汚れやシミのあるところを、ブラシ掛け専用の洗剤を付けて、ブラッシングします。

このブラシ掛け、ドライ機で洗ってる時間と、同じくらいかかります。

手間のかかる方法で、しかも手がドライ臭くなって、いやだったんです。

古いやり方だ!と思っていましたが、やはり、これが一番よく落ちる!!!

とくに食べこぼしが固まって付いているときなんか、

これしかない!って思います。

断言します。キッパリ!!!

 

けっきょく、落ちなくて後からしみ抜きする手間を考えたら、

こっちの方がトータルで、らく、楽、落、アッ、枚tが得た。

また、間違えた。ヤッテラレンワ…ヽ(○´3`)ノ フッ

 

若いときは失敗も多いけど、その中から学びます。

いまは、失敗したら、あきらめることを学びました。

 

そんなわけで、・・・(どんなわけだ!)

ウェット(水洗い)で洗っているところは、クリーニング代はドライ料金に比べ、

手仕上げだと2倍(機械仕上げで1.5倍)の料金になる、ということですね。

「え~~、そんなに高いの?!」

「ドライよりウェットの方が?」

 

そうなんですよ!

だって、これより、ものすご~く手間がかかるんですから。

 

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