汗取り(汗抜き)クリーニング Ⅳ ~ウェットクリーニングの仕上げ~
さあ、洗い上がりました。
いよいよ、仕上げです。
こんどはしわしわになった服を元のスタイルに戻すために、プレス仕上げで時間を掛けます。
ブルーの麻ジャケットをウェットで洗ってみました。
ドライだと、えりの汚れが残ってしまいますが、ウェットですから、すっきり取れてます。
プロが洗っても、これくらいしわしわになっちゃう麻素材。
これを手仕上げで、ていねいに仕上げていきます。
えりが浮いているように見えますが
着用すると、バストラインで前にふくらみますから
ちょうどいい落ち着きになります。
もちろん、えりの折り目はふわっと仕上げていますから
きれいなラインが出ます。
すみませんm(__)m
このジャケットを仕上げたときの手元の画像がなかったので、
綿ブラウスの手仕上げの模様ですが、
こういうアイロンを使います。
電蒸(電熱蒸気)アイロンくん、『鉄蔵3(てつぞうさん)』
ふつうは「てっさん」と呼んでいます。
『鉄蔵』という名前の由来は、私の愛読する「クリーニングニュース」(組合の機関誌)
に毎号載ってくる「洗太くんとかごちゃん」という四コマまんがと密接に関係しています。
このいきさつは、後日。
プロでさえ、ドライで洗ったものに比べて、2~3倍は仕上げの時間がかかります。
これほど洗いと仕上げに手間がかかるんですから、
料金が高くなるのも、納得?
していただけました?
またこの水洗い×のものを、ウェットクリーニングが出来るお店というのは
クリーニングがうまい店の一つの目安になります。
お近くで、いいお店を捜すときの参考になりますよ(^_^)b