なぜ楽勝?その種明かし
色を見た瞬間、
(血ならまだそれほど経っていないな・・・)
(ただまわりのうすく黄ばんでる部分があるから、これまで落としきるには、ちょと時間がいるな。)
(血の場合はこの黄色く見える部分は血小板だから、これが容易には落ちないからな。)
との、最初の判断。
血ってしばらくすると固まって傷口をふさいでくれますよね。
このとき活躍するのが血小板。
血を固まらせる成分ということは時間がたつと変質して水に溶けないものにどんどん変わっていく、ということですね。
これはみなさん、身近なことなのでよくわかると思います。
取るならいつ? いま!d(^-^) デショ!。
あー、このフレーズ、はからくも使ってしまったorz
しかし、お客様は「血をつけた覚えはない」と言っている。
ならば、血ではない別のシミ、と、とりあえず強引に決定w
血じゃないとなると、まわりの黄色く見える部分はおそらく、油(脂、とも書くw)
それがにじんでいる状態。
黄色い部分で油を落とすしみ抜きをすると、落ちる。茶色いところも、これで落ちる。
はい、落ちました!
これを読んだしみ抜きエキスパートは、私の思考過程がよくわかるはず。
文章で書くと長く感じるが、ここまでに至る判断は数秒、しみ抜きは1分。
かんたんなしみ抜きですね。
でも、このシミ、よそで落ちなかった、と言って持ち込まれたシミ。
落ちるでしょう!
落としましょうよ、こんなかんたんなシミくらい。