汗取りクリーニング』とか『汗抜きクリーニング

という名前で宣伝しているところ、けっこうありますよね。

asetori asetori2

汗がすっきり落ちていかにも爽快!!と言う感じですが

ちょっと待ってください!!

それ、あなたの幻想かもしれませんよ‥‥‥‥

今回はそんなお話です(^_^)b

 

「汗が落ちるなら頼もうかしら!」

(どうやって洗っているのかはわからないけど‥‥)

というのが、一般的に受け取る印象ではないでしょうか。

でも、その中には、ちょっとこれじゃ汗は落ち切れないだろう、ってのがあります。

それはドライクリーニングで洗って、『汗取り』や『汗抜き』とうたっているところです。

 

ドライでは水溶性の汚れはあまり落ちません

つまり汗もほとんど取れません。

たとえ汗取り、汗抜きと言っていても、です!

シルクブラウス襟の汗じみ3

汗取りクリーニングに出したシルクのブラウスですが

えりの汚れが取れていません。

ちょっと見えにくいですか?

じっさい見ると、地色がピンクですから、エリの黄ばみが目立ちます。

お客様もそれが気になって当店にお持ちいただいたのですから。

 

2日以上着用したのか、汚れていないから、とすぐにクリーニングに出さずに

ハンガーに掛けていたのか、のどちらかだと思います。

シルクは汚れやすく、また汚れが落ちにくい繊維ですので

一日着用したら洗うくらいでないと衿の汚れが取れません。

 

ウチでもこのくらいの汚れになると、ドライではこの程度しか取れません。

汗汚れはおそらくまだ残っているでしょう。

このようにドライの汗取りや汗抜きクリーニングは

普通のドライクリーニングよりはまし、と言う程度です。

 

自分でもグレーの、光沢がきれいなシルクのシャツを買って

どのくらい汚れるのか試してみたことがあります 。

ただねぇ、シルクのシャツとなると、なかなか着ていく場所がない 。

 

やはり絹は『夜の繊維』と言われるくらいですから 。

女の子のたくさんいる世界へ‥‥‥ヾ(´Д`;●) オォィオィ

 

で、一日着ただけだと、そんなに汚れていないように見える…

ドライで洗っただけでハンガーに吊して1ヶ月‥‥‥

黄ばみになって出てきました ウッ(゜ロ)ギョェ

ウェットで洗い直したら黄ばみが取れました 。

 

ようし、もう少し長く着たらどうだろう、と3日も連続して着たときは …

汚いってヾ(´゚Д゚`;)ゝ エーットぅ・・・‥実験ですよ、実験(^_^;)

さすがに汚れがしっかり付きました 。

このときは気持ち悪かった(>_<)

 

いくらシルクは肌触りがいいといっても、さすがに3日も着ると…

ベタっとして肌触りは悪いし、暖かみなんかゼロ!

こうなるとドライとウェットのW(ダブル)洗いで、しかも黄変しみ抜きまでする羽目になりました 。

こんなに酷使されてるんですから、たまったもんじゃありません 。

高かったシルクのシャツも3回着て、おしゃかになりました(T_T)

 

ですからお客様には必ずウェットクリーニングをお勧めします 。

私が身を挺して実験材料になったように‥‥‥

って、そんな偉そうなもんじゃないですか、すいませんm(__)m

ドライだと残った汗が保管中に黄ばみになって出てきます。

ウェットクリーニングをすれば、黄ばみの原因である汗や皮脂の成分もすっきり取れます 。

次のシーズンもバッチリきれいなままで着られるわけですね。